ChatGPT APIで戦略コンサルアドバイスアプリを開発してみた【POC事例】

1.AI活用・業務効率化
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生成AIを活用して、戦略コンサルタントの視点から助言を自動生成するアプリを試作(POC)しました。本記事では、仕組み・使い方・デモ条件を簡潔に整理します。動画はページ末の埋め込みからご覧いただけます。

戦略コンサルアドバイスアプリの概要

本アプリは OpenAI(ChatGPT API) を利用し、フォーム入力だけで戦略的な示唆を生成します。プロンプトを直接書かずに、以下の項目を埋めるだけで助言を得られます。

  • モデル選択:出力に使うAIモデルを選択
  • 分析の深さ / トーン / 出力言語:助言の粒度やスタイルを調整
  • 入力項目:業界・制約条件・前提データ・ゴール(時間軸含む)・悩み

UIはPC・スマホの両方に対応。生成されたアドバイスは Markdown としてダウンロード可能です。

仕組みと実装

  • 認証:ユーザー自身の OpenAI APIキー を入力して利用
  • 実装PythonStreamlit
  • デプロイStreamlit Community Cloud に公開

フォームから収集した条件を基に、サーバサイドでプロンプトを構築 → ChatGPT APIに送信 → 戦略提案テキストを返す流れです。

デモ条件(想定シナリオ)

美容医療機器メーカーを想定して、以下の条件でアドバイスを生成しています。

  • ゴール:3か月でリード獲得30件(短期)
  • 制約条件:予算0円 / 人員1名(ワンオペ)
  • 前提データ:Meta広告の想定CPA ≒ 1万円/件
  • 顧客属性:医師
  • 悩み:予算・人員が限られる中で最小限の工数で成果を出したい

これらを入力すると、制約下でも実行可能な施策の優先度・短期KPI・実務ステップなどが自動で整理されます。

使い方(かんたん3ステップ)

  1. 左ペインで モデル / 分析の深さ / トーン / 言語 を選択
  2. 中央のフォームに 業界・制約・前提・ゴール・悩み を入力
  3. 生成ボタン を押して結果を確認(必要に応じてMarkdownで保存)

今後の拡張アイデア

  • Salesforce / GA4連携: 実データを読み込み、提案とKPI進捗を自動更新
  • 業界別テンプレ: 医療・SaaS・小売など、領域特化の入力テンプレを提供
  • チーム共有: 生成結果のバージョン管理・共同編集機能

まとめ

  • フォーム入力だけで 戦略コンサルの思考プロセス を半自動化
  • Streamlit Community Cloud で手早く公開可能
  • 制約条件や前提データに応じた 現実的な施策提案 を素早く取得

少人数体制でも、意思決定の質とスピードを両立するための基盤として活用できます。

デモ動画

ChatGPT APIを使った戦略コンサルアドバイスアプリのPOC(YouTube)

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