【書評】『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』を読んで考えたこと

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こんにちは。今日は柿内尚文さんの著書『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』を読んだ感想と、そこから私なりに考えたことをまとめてみます。


時間の価値を問い直す一冊

本書を一言で表すと「時間の価値を問い直す本」だと感じました。
著者は、人生を以下の4つの時間に分けて考えることを提案しています。

  1. 浪費の時間

  2. 役割の時間

  3. 投資の時間

  4. 幸福の時間

「あなたはどの時間を増やしたいですか?」という問いかけから始まる構成は、とてもシンプルながら本質的でした。


選択基準をどう持つか

人生は選択の連続です。その際に重要なのは「後悔しない選択をする」こと。
ただし、後悔しないだけでは不十分で、著者は次の7つの視点を挙げています。

  • 後悔しないか

  • 体験価値が高いか

  • 心と体の声に従っているか

  • 幸福度が高いか

  • 投資価値があるか

  • 人に喜んでもらえるか

  • 心地よいか

このフレームは、日常の小さな意思決定からキャリアの大きな選択まで役立つと感じました。


思い出作りの重要性

本書で最も印象的だったのは「人生で一番大切なのは思い出作り」という考え方です。
思い出は、強い感情や印象的な体験から生まれます。だからこそ、幸福度の高い瞬間を意識的に増やしていくことが、結果的に人生の価値を高めるのだと思いました。


私自身の気づき

ここからは、私自身の考えを少し。

私はこれまで「キャリアを伸ばす」「収入を増やす」といった目標を優先してきました。努力自体は悪いことではありませんが、それが「幸福の時間」や「思い出作り」に直結しているかというと、必ずしもそうではなかったのではないか、と本書を読んで気づきました。

  • 苦しい選択をすれば成長できる

  • 会社から言われたから従う

そうした基準で選んできた時間も多かった気がします。ですが、著者がいう「後悔しない選択」「思い出作り」という視点を持つと、判断基準の解像度が一段上がる感覚があります。

今後は「キャリアや収入」も大切にしながら、それ以上に「心が動く体験」や「幸福度を高める選択」に意識を向けていきたいと思いました。


まとめ

『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』は、単なる時間管理術ではなく、人生をどう生きたいか を深く考えさせてくれる本でした。

  • 人生は4つの時間からできている

  • 選択基準は「後悔しない」+7つの視点

  • 最も大切なのは「思い出作り」

そして何より、この本は「時間の解像度」を上げてくれるツールだと思います。解像度が上がることで、より幸福な選択ができるようになり、人生全体が豊かになっていく。そんな手応えを得ました。

👉 あなたは、どの時間をもっと増やしたいですか?

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