【失敗事例】Instagram Graph API×Pythonでハッシュタグ分析ができなかった理由と改善策

Python
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【失敗事例】Instagram Graph APIを使ったハッシュタグ市場分析の壁

こんにちは。今回は、Pythonを使ってInstagramのハッシュタグ市場分析をしようとしたものの、思わぬ落とし穴にハマってしまった事例を共有します。

試みたこと

  • Pythonでデータ分析
    分析や自動化に便利なPythonで、Instagramハッシュタグの市場分析を行うことを考えました。

  • Instagram Graph APIの活用
    公式ドキュメントを参考にして、「Instagram Graph APIを使えば過去データを取得して分析できるはず」と考えていました。

進めたステップ

  1. Instagramビジネスアカウントへの変更
    個人アカウントからビジネスアカウントに切り替えを実施。

  2. FacebookとInstagramの連携
    Facebookのディベロッパーアカウントを作成し、Instagramビジネスアカウントとの連携を行う。

  3. アクセストークンの発行
    Graph APIを利用するために、アクセストークンを作成して準備を整える。

  4. Pythonコードの作成
    リクエストを送ってデータを取得・分析できるスクリプトを書く。

分かったこと

ここまで準備をして実行した結果、取得できたデータは直近30日分のみでした。
Instagram Graph APIの仕様上、過去2年分など長期スパンのデータは取得ができないことが判明しました。

期待:2年前からの投稿データを取得して、傾向や変遷を見たかった
現実:直近30日分のデータしか取得できず、長期トレンド分析ができなかった

この事実を知ったのは、実際にAPIを叩いてデータを取得してから。かなりの作業時間をかけた後の発覚だったので、ショックが大きかったです。

失敗の原因

  • 事前の仕様確認不足
    Instagram Graph APIがどの範囲の期間に対応しているか、しっかり調べきれていなかった。

  • 長期の過去データを取得する方法のリサーチ不足
    外部サービスやスクレイピングなど、別手段も検討する余地があった。

今後の改善策

  1. API仕様の確認を事前に徹底する
    公式ドキュメントやコミュニティでの情報を調べ、必要なデータ期間をカバーできるかどうかを最優先で確認する。

  2. 代替手段の検討

    • 外部のデータ提供サービスを利用する

    • Webスクレイピングツールの活用

    • 過去の投稿を別途蓄積する仕組みを作る

  3. PoC(概念実証)を小さく行う
    時間や労力をかける前に、小さなサンプルプロジェクトで動作確認してから本格的な分析に取りかかる。

まとめ

今回は、Instagram Graph APIを使ってハッシュタグの市場分析を行おうとした際の失敗事例を共有しました。過去2年分のデータを収集できると踏んでいたのに、実際には直近30日分しか取得できず、分析を断念することになりました。

ただし、APIを利用できるようになると他にもいろいろなことが可能になります。たとえば、インサイト情報の自動取得やレポート化など、効率化につながるメリットも大きいと感じています。今回の失敗を教訓に、事前の仕様調査と代替手段の検討を徹底しつつ、今後もAPI連携を活用していきたいと思います。

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